市販の頭痛薬、どれを選べばいい?
ドラッグストアに並ぶ頭痛薬は数十種類。「どれも同じに見える」「違いがわからない」という声をよく聞きます。実は、市販の頭痛薬は主成分によって特徴が大きく異なります。この記事では、代表的な3つの成分系統を比較して、あなたの生活スタイルに合った頭痛薬の選び方を解説します。
主な成分と特徴
ロキソプロフェン(ロキソニンS等)
医療用として長く使われてきた成分で、2011年にスイッチOTCとして市販化されました。第1類医薬品に分類されるため、薬剤師のいる薬局でのみ購入可能です。
- 比較的速やかに作用する
- 胃への負担を軽減するプロドラッグ製剤
- 眠くなる成分は含まれていない
- 15歳未満は使用できない
イブプロフェン(イブ、ナロンエース等)
世界的に広く使われている成分です。市販薬では指定第2類医薬品として購入できます。
- 頭痛・生理痛に幅広く使用される
- 製品によっては眠くなる成分(アリルイソプロピルアセチル尿素等)を含む場合がある
- 空腹時の服用は避けることが推奨される
- 15歳未満は使用できない
アセトアミノフェン(バファリンルナJ、タイレノールA等)
胃への負担が比較的少ないとされ、小児にも使用できる製品があるのが特徴です。
- 空腹時にも服用しやすい
- 眠くなる成分を含まない製品が多い
- アルコールとの併用は避ける
- 小児用の製品もあり(年齢は製品ごとに確認)
選ぶときの3つのポイント
1. 眠気が出ると困る場面で使うか
仕事中や運転中に使うなら、眠くなる成分(鎮静成分)を含まない製品を選びましょう。パッケージの成分表示で「アリルイソプロピルアセチル尿素」「ブロモバレリル尿素」が入っていないものが目安です。
2. 胃が弱い・空腹時に飲みたいか
胃が弱い方は、アセトアミノフェン系の製品が選択肢になります。イブプロフェンやロキソプロフェンを使う場合は、食後の服用が推奨されます。
3. 何歳の方が使うか
15歳未満のお子様には、アセトアミノフェン系の小児用製品を選びましょう。ロキソプロフェン・イブプロフェンは15歳未満には使用できません。
まとめ
頭痛薬選びで大切なのは、成分の違いを知ること。眠気・胃への影響・年齢制限の3つを基準に選べば、自分に合った1つが見つかります。
なお、頭痛が頻繁に起こる場合や、市販薬を月に10日以上使用している場合は、医療機関への相談をおすすめします。
※この記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の製品の効能効果を保証するものではありません。使用の際は添付文書をよくお読みください。